アルカリ洗浄液は油脂の成分である脂肪酸と反応して石鹸を作り、さらに石鹸が洗浄液と協力して他の汚れを落とす設計になっています。中性洗浄液にも優れたものが存在しますが、厚く堆積した油汚れには対応できないことがあります。アルカリ洗浄液はアルミニウムを腐食させるだけでなく液性が強いものほど危険性が高いので、まずは中性の洗浄液を試すとよいでしょう。お湯と中性の洗浄液を使えば、家庭のキッチンなどで生じる大抵の油汚れを落とすことができます。

どうしても落とすことができない汚れがある場合には、液性の弱いアルカリ性の洗浄液を試すとよいでしょう。アルカリ洗浄液の中でも重曹水は弱アルカリ性で、人体や環境に優しいという特徴があります。重曹は食塩水や二酸化炭素など自然界に存在する成分で作られており、お風呂の入浴剤や料理のふくらし粉としても使われています。掃除で使う場合にはパッケージに掃除用や工業用と呼ばれる重曹を選び、水に溶かしてスプレーボトルに入れるとよいでしょう。

アルカリ洗浄液はタンパク質を構成するアミノ酸の結合を弱める働きがあり、食べこぼしなどの汚れも簡単に落とすことができます。家庭のキッチンやリビングなどで発生する軽いタンパク質汚れであれば、重曹水をスプレーで吹きかけて拭くだけで落とせます。弱アルカリ性の洗浄液で落とせない汚れがある場合は、より液性の強いものを使うことになります。水酸化ナトリウムのような劇物を使うのであればゴム手袋やマスク、ゴーグルを着用するなど安全対策をしっかり講じることが大切です。

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