油汚れの主成分である脂肪酸は、アルカリ洗浄液と反応して石鹸に変化します。アルカリ洗浄液を使うと、石鹸になった汚れが協力してさらに他の汚れを落としてくれます。液性の強い洗浄液ほど洗浄力が強力になり、厚く堆積した油汚れも落とすことができます。アルカリ洗浄液は、油汚れだけでなくタンパク質汚れにも強いという特徴があります。

タンパク質を構成するアミノ酸はアルカリ洗浄液によって結合が弱められるため、強い力を加えなくても簡単に洗い流すことができます。アルカリ性の洗浄液には様々なものがありますが、家庭のキッチンで油汚れを落としたい場合やリビングの垢を落としたい場合には重曹水を使うのがおすすめです。重曹は食塩水や二酸化炭素など自然由来の成分で作られており、人体や環境に優しいのが特徴です。加熱すると水や二酸化炭素に分解されるため、入浴剤やふくらし粉としても使われています。

工業用や掃除用と記載された重曹を水に溶かせば、pH8.2と弱アルカリ性の洗浄液になります。液体の性質は0から14までのpHという数値で表記されており、8より大きい場合がアルカリ性とされます。市販の洗浄液には8より大きく11以下の場合だとラベルに弱アルカリ性と記載されており、11より大きい場合にはアルカリ性と記載されています。業務用の洗浄液として使われていて、個人でも薬局などで購入できる水酸化ナトリウムはpH14の強アルカリ性です。

液性が強くなるほど危険性も増すので、厚く堆積した油汚れなどを落としたい場合には洗浄力の弱いものから試すとよいでしょう。

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