排熱利用とは、廃棄物やそのリサイクルの文脈の中で用いられることが多い用語です。資源の有効利用は言うまでもなく重要な問題であって、できればゴミとして廃棄することなく繰り返して使うことが理想ではあります。ですが、やむを得ず廃棄しなければならないものが一定量発生してしまうことは、人間が生活していく上で事実上避けられません。そこで、廃棄物をただ単に捨ててしまうのではなく、それを燃やして発生する熱をうまく活用するのが排熱利用の意味になります。

言うまでもなく、排熱利用ができるのはその廃棄物が燃やせるものである場合に限り、木材や紙、プラスチック製品などがメインであって、金属やガラスとか、コンクリートなどは対象外です。発生した熱をうまく回収して利用することで、そのような形で熱が得られなかったと仮定した場合に、通常どおりガスなどのエネルギーを用いて熱を生み出す場合と比較すれば、その分だけ省エネルギーになったのと同じ効果が得られます。ただし、そのような焼却施設や熱回収のための施設を建設することを考えると、ある程度大規模に行えることが前提であって、あまりに小規模ではなかなか採算が取れません。つまり、一定量以上の廃棄物が常時運び込まれてくるような体制を構築する必要がありますし、たとえ暑い夏場であっても、せっかく発生させた熱を無駄にすることなく有効活用するための仕組みも必要となってくることに注意しなければなりません。

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